海外サバイバル日誌

生麩、かるかん、あんみつが大好き日本人。 結婚を機にアメリカに引っ越してきました。摩訶不思議な日常をつれづれと。

コロナ禍かつ極寒のアメリカ中西部で結婚①【結婚式前の嵐】

結婚式、というてもCivil Weddingですが、、、

Civil Weddingというのは、宗教施設や裁判所で結婚式をあげることです。

メリットは、お金がかからないこと!(裁判所であげた私たちは実質無料)

あとは、チャチャっと30分くらいで終わることですかね。

 

コロナ禍なので、もちろん大掛かりな結婚式はあげられないこと、

私がK1ビザといういわゆる婚約者ビザでアメリカにきているので、

90日以内に結婚式をあげなければいけないこともあり、

Civil weddingで結婚式をとりあえず済ますことにしました。

 

ちなみに、日本のように婚姻届を出せば万事オッケー!みたいなシステムは

アメリカにはありません。結婚するためにライセンスから取らなきゃいけないので、

なんともめんどくさいんです、、、

取得経緯の話は、こちらから、、

randomnihonjin.hatenablog.com

 

結婚式を冬にあげるにあたって、

私たちは注意しなければいけないことを完全にスルーしてしまいました。

 

それは、中西部の冬は、極寒だということ。

それを完全に忘れて、普通にドレスを買ってしまいました。

そして気づきます。

 

氷点下の世界だというのに、いかにして肩を出せようか。

しかし、私もパートナーのPさんも、結婚式はドレス!!!というコンサバな観点の持ち主。

代替案なんて、全く考えず、、、(甘い!!!)

 

とりあえず、モコモコ買おう!というなんとも安易なノリで買いました、モコモコ。

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Etsyというウェブサイトで買って、お値段は90ドルほど。

 

もちろん既製品を売るサイトもありますが、

着用モデルの身長が178cm(なのに長めのサイズ)だったので、

サイズがきっと合わないとみてオーダーメイドにしました。(オーダーして正解でした!)

 

そして迎えた結婚式3日前。水道会社から連絡が、、、

「極限の寒さが想定されるので、水道管が凍って破裂しないよう、

水は出しっぱなしにしといてね!」

「少し出しっぱなしにした分の水道代なんかより、破裂した時の修理費等々の方が莫大にかかるから、、、 どうか、お願い、水は出しっぱなしで寝てください」

 

いやいや、もうすでに氷点下ですって。なんで今やねん。と思いながら、

天気予報を確認すると、、、

ん???−26度???、、、んん!?!?!?!?!

しかも、大雪の予報。

 

ドレス、、、私、−26度の中で肩出せるか?凍傷にならないか?

Pさんを説得し、Civil Weddingを行っているカップルのYoutubeをあさってみたところ、

思いっきりスーツで参加している!!!

(しかも彼女は、ドレスも持っていたけれども、

気分が乗らない的な理由で白のパンツスーツに!)

ということで、スーツを探しに行くことにしました。結婚式前日に。

 

続きます。。

ソーシャルセキュリティーカード獲得失敗した話①

すーぐProcrastinateしてしまう私がやっとこさ腰をあげました

アメリカで住んでいるとちょっとした手続きですら聞かれる

ソーシャルセキュリティーカード・番号。

 

いわゆる日本の年金のようなもので、

雇用されている人はもちろん、雇用されてなくても一定の人、

というかほとんどの人が保有しています。

 

だがしかし、私は移民なので、持っておらず。。

作成しないといけなかったのですが、

コロナでオフィスがしまっているので、

対面の面接が受けられず。。

 

ま、いっか。ととりあえず放置していました。

しかし、ソーシャルセキュリティーナンバーを持っていないと、

人間じゃないみたいな感じ(考えすぎ)なので、

とりあえず相談だけでも、、とソーシャルセキュリティオフィスに電話。

 

「すみません、最近アメリカに引っ越してたので、

新規にソーシャルセキュリティカードを作成したいのですが。」

 

「働いてる?」

 

「いいえ」

 

「ビザは?」

 

「K1(婚約者ビザ)です」

 

「K1。。。(作れんのか?)ちょっと待ってて」

 

〜待つこと約2分〜

 

「あ〜、書類をこっちまで郵送してくれる?そしたらプロセスするから。」

 

え!?!?面接しなくていいの????

「郵送でいいんですか?」

「大丈夫だよ」

「わかりました。ありがとうございます」

 

ソーシャルセキュリティーカード作成には面接が必須だと思っていたので、

面食らいましたが、ラッキー!!!!(と思った私が馬鹿でした)

 

即書類を作成、その日のうちに発送しました。

ちなみに、送付書類は、

  • パスポートのコピー
  • ビザのコピー
  • 申請書
  • 戸籍抄本
  • 戸籍抄本の訳
  • 婚姻証明書

です。

 

続く。。。

 

 

新婚だろうが、喧嘩するときはします。

週一、とは言いませんが、二週間に一回は絶対キレます。が。

いや、正直、しょうもない内容が多いです。

でも、流石に毎日言われたら直そうよ、意識しようよ。と思ってしまう日本人体質。

え、なんのことかって?

 

①使ったものを元にあった場所に戻さない、そして、どこに置いたか忘れる

②自分でものをしっかり探す前に、すぐ聞いてくる

(冷蔵庫の中にチーズがあります。Pさんはチーズを求めて、冷蔵庫を開けます。

 その瞬間に「チーズどこ?」

③というか全てにおいて、私に聞いてくる。(引っ越してきて私は2ヶ月)

 「(自分の)携帯どこ?」「ゴミ袋どこ?」「(自分の)歯医者の予約いつだっけ?」

 

そして、ちりつもったイライラが、時々爆発する。

お笑い芸人のは○なさんの顔で「わたしゃアレクサじゃねえよ!!!!」

 

これなおすのは、時間がかかるだろうなあ。

子供の頃にクセ付けといて欲しかった、、、

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そんなしょうもない喧嘩だけではなく、時には文化の違いからくる喧嘩もします。

基本的にそれが起こるのは、食事の準備をしている時です。

我が家では、朝ごはんは一緒に。昼ごはんは別々。夜ご飯は一緒。

というような食事スタイル。

 

Pさんはあまりランチを取りません。それが痩せる秘訣だと考えているらしい。

(増量中ですが。)

 

そして、日本食はあまり食べたがらない、というか、アジアン料理はあまり好みません。

なぜなら、バターたぁっぷりのステーキとかが好きな男なので。

素朴な味や、甘めの味付けに慣れていないんです。

そして、食に関してはめちゃくちゃ保守的。

多国籍料理を家庭で食べたことがなかった(ピザくらい)なので、

家でタイ料理なんか作った日にはすごく怪訝な顔。

加えて食事は家族で取るべきという考えでガチガチなので、孤食は許されない。

 

なので、

毎日脂たっぷりの肉料理についていけない、多国籍な料理を食べて育った私

VS

食事は家族揃って食べるべきという固定観念あり、かつ、

自分の食べてきた食事のレパートリーのみが「食事」のPさん

 

の間で、喧嘩が勃発するんです。

「もう別々に食べようよ」「脂っこすぎてお腹壊す」

「(卵焼きを前に)うわ、卵のペースト?しかも甘。卵に砂糖なんて」

「夕飯はみんなで同じものを食べるんだ。家族なんだから!!!」

「うるさいな。人の朝食にケチつけないでくれる?」

「またステーキ?またハンバーグ?またポテト?」

ってな感じで、比較的もめがちです。

 

なので、今現在、めちゃくちゃ努力してます。

①人の食事に干渉しない(私が何か作ってても、発言しない)笑

②夕食は、一緒に作る

③私からレシピを提案していく

④栄養士とのカウンセリングを受ける(肥満気味になってきてるのです、Pさん)

 

違う文化の中で育った2人が一緒に暮らすので、

もめること、意見が食い違うことは当たり前なんですよね〜。

 

重要なのは、お互いにいかに相手の言い分を理解して、

2人で新しいルールを作っていくことかなあ、、と思っています。

 

 

痔になってしもうた【汚い話ですごめんなさい】

食事がね、脂っこくて、、、お腹の調子が悪かったんです。

我が家の食事はパートナー(以下Pさん)が作ることが多いです。

なぜなら、やりたがるから。笑

((お掃除も同じくらいのエネルギーでやってほしいなあ)) 

 

だがしかし、Pさんの作る料理は量が多い!!!そして脂っこい!!!

メニューは基本的にグリル料理。

一人当たり与えられる肉の量はざっと250g越え、、、

そして山のようなベイクドポテトとベイクドスイートポテト。

 

そんな食事での生活が始まってすぐ、異変が。

便秘と下痢が交互に訪れるようになりました。

そして、なんだかお尻の奥に変な感じが、、、

 

経験者ならわかる、痔です。(悲しい)

 

とりあえず、様子を見ようと日本から持ってきたボラギノール様を2日使ってみたものの

効果が微妙、、、(ボラギノール日本から持ってくるのも多分レア)

 

思い切って、アメリカの薬使ってみよっかなー!

と思い立ち、Pさんと近所のWalgreensへ。(Pさん道連れ)

 

痔は英語でHemorrhoid(ヘモロイド)と言います。

そして、注意しなくてはいけないのは、クリームタイプの薬は2種類あり、

Ointmentは中に注入できるが、Creamは注入しない方がいいと言うこと。

 

有名なブランドにPreparationHというものがあり、そちらのOintment(軟膏)を購入($8.99)。

 

ついでにクリーナーとして、TUCKSというブランドののCooling Pads($6.99)を探していましたが、Walgreensブランドの安いバージョンがあったのでそちらも購入($4.19)。

こちらは、コットンのパッドにWitch Hazelの液体が染み込んでいるシンプルなものです。

 

Witch Hazelとはマンサク属マンサク科の植物で、樹木なのだそうです。

樹皮や葉のエキスには炎症を鎮める効果があるので、

ニキビ用の化粧水などではよく目にします。

日本にも固有種の「マンサク」という植物があるらしい、、聞いたことないですね〜。

 

つまりは、パッドでお尻を清潔にしたところで、

お薬を注入したい!ということで、購入したわけです。笑

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トータル$13.18、1500円ほどでした。

お家に帰り、早速箱を開けてみました。

お薬のチューブとから軟膏を出して、綿棒かコットンかで注入するんだろうなあ、、

と思っていましたが、箱の中に鎮座されていたのは小さな穴の空いたアプリケーター。

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な、長くない、、、?笑

 

奥までしっかり面倒見てくれるらしいです。(汚発言失礼いたしました)

 

そして、効果の程ですが、、、

なんと、1日でお尻の違和感はさっぱりと消え去りました。

椅子に座ってるのがしんどいくらいだったのに、、、

アメリカの薬、恐ろしや、、、

 

ということで、痔のアクシデントはとりあえず幕を閉じました。

ちなみに、サラダを意識して食べ、水もしっかり飲み用にして、

料理も交互に作るようになったらお腹の調子も落ち着きました。

人生で私は一体何回痔になるのかなあ、、、

 

Marriage License を取得した話②

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お〜○お茶が200円越え、、、


 

一週間なんてあっという間に過ぎ去り、

一週間は予約が埋まっていると衝撃の事実を告げられたCounty Clerk Officeへ。

持ち物は、パスポートと申請料の75ドル。クレジットでも大丈夫でした。

 

小さい地方自治体の公民館なのに、建物がバカでっかい、、、

そして一つのの建物ではなく、

なぜか八角形の建物がいくつか連なっているデザインのため、

入り口が見当たらない!!!!泣

 

なんでやねん!!とツッコミながら、公民館でGoogleマップを頼りに歩き回り、

(10分前行動重要)

なんとか入り口を発見。ノックをすると、

『Good morning guys! Come on in!』

とかなり体の大きいおばさまが優しく迎え入れてくれました。

書類を一枚ずつ渡され、記入するよう言われます。

 

記入した事項は、

フルネーム、生年月日、生まれた時の名前、現住所、職業、両親生まれた時ののフルネーム、

両親の現住所、学歴(12年教育を終えているか、大学機関に何年間在籍していたか)

何回目の結婚か、人種、ヒスパニック系であるかどうか

でした。

 

証明書であるパスポートを渡し、確認が終わったら、

記入したフォームを元にオフィスの方がデータをパソコンで記入、

プリントアウトしたものを私たちが確認(名前ミス多いので注意、、!)、サイン。

右手をあげて、宣誓。

そして、Marriage Licenseをプリントアウトしてくれました。

 

それを手に、結婚の次のステップについて説明してくれていた際に、事件発生。

『結婚式の予約はいつ?』

「まだ予約していませんが、1ヶ月先くらいで考えています」

『え、まだ予約してないの?』と驚きのご様子。

 

え、そんなもんじゃないの?え?と内心バクバク。と同時に、あ〜嫌な予感。

予約って、結構混むもの?と聞いてみると、

 

『来月はもう全て埋まってるわよ』

と衝撃の回答。

ホルああ!!!!言うたがな!!!!!!

もうぷんぷん丸です。(古い)

『できるだけ早く予約した方がいいわよ』とのアドバイスをいただき、

Clerk Officeを後にしました。

 

車内、超ピリピリ。(私が)P、超しょんぼり。とりあえず言いたいことは言う私が、

 

「90日っていうリミットがある中で、全く経験したことないことをしようとしているわけじゃん?ビザ申請の時も散々言ったけど、Instructionは読もうよ。ちゃんと段取ってことを進めようよ。こんな行き当たりばったりで、90日リミット過ぎたら、ってこと、考えようよ。

あなたのロジックとか、あなたの概念、関係ないから。例外とか、想定外なんて山ほどあるんだから、それに柔軟に対応するために早く行動して、しっかり手筈踏まなきゃ」

とガミガミ。

 

P『多分予約取れるよ!』

 

聞いてたかゴルああああああああ

 

 これが私たちの国際恋愛の常です。。。

まあ、ライセンスは取得できましたけどね、、、

ちなみに、この後すぐにCourt House に問い合わせてみると、

普通に予約が取れました。笑 なんやねん、、、

 

 

Marriage License を取得した話 ①

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フィッシュオイルのサプリメント。記事には全く関係ありません。笑


あれ、こんなボケってしといていいのかワイ?

と思ったのがアメリカ入国して約1ヶ月がたとうとした頃でした。

私はK1ビザ(婚約者ビザ)でアメリカに入国したので、

もし90日以内に結婚しなかった場合、不法滞在していることになります。

そして、アメリカにいられなくなります。

 

ちなみに、アメリカで結婚するには、いくつかのステップがあります。

私が住んでいる州では、

  1. County Clerk OfficeでMarriage Lisense を取得
  2. 裁判所または宗教機関で結婚
  3. County Clerk OfficeからMarriage Certificateを取得

と言うステップを踏まないと、結婚した証明ができないのです。。

 

90日あるしいいや〜と伸び伸びしていたこと、

アメリカ国内ではCivil Weddingのみを挙げるつもりでいて、

ドレスを国外で作ってもらっていたこと(サイズがなくて、、)から、

放っておいてました。おい。でも流石に焦り始め、、、

 

我がパートナー(以下、面倒なのでPとします)はその時ですら、

「このCountyで結婚する人なんてあまりいないだろうし、大丈夫大丈夫!

ライセンスから式まで、一週間もあれば終わるよ」

と超余裕な感じ。

 

しかし、アメリカの政府機関や地方自治体は対応がゆっくりで、

日本のようにFace to Faceが大好き。

加えて、私もPもアメリカで、どころか、結婚したことすらない。ので、

石橋は叩いて渡った方がいい!!と説得、

County Clerk Office(日本でいう公民館のようなところ)に電話させてみました。

 

『次の予約は、早くて一週間後になります』

 

ホラ!!!!言うたがな!!!!!!

すぐに一週間後の日程で予定を合わせ、予約してもらいました。

 

この時点で、すでに慎重派な私はオコ。

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次回に続きます